学会・セミナー情報

第48回日本薬剤師会学術大会 ランチョンセミナー
皮膚科診療での
コミュニケーションを考える
~ 医師の役割・薬剤師の役割 ~

開催日:
2015年11月22日
会場 :
かごしま県民交流センター


講演記録(PDF:1.6MB)

座長
堀 美智子 先生(医薬情報研究所/株式会社エス・アイ・シー)

講演

檜垣 祐子 先生(東京女子医科大学附属女性生涯健康センター 副所長・教授)

皮膚疾患の治療にあたっては、ほとんどの場合、薬物療法が必要になります。皮膚科医は、診断、症状、その他、患者さんの状態に応じて処方を決定し、内容を説明し、処方箋をお渡しします。そのような診療の中で、成人のアトピー性皮膚炎など、慢性に経過する疾患においては、ストレスや心理状態が経過に影響することもしばしばで、いったん改善した症状が再燃を繰り返す要因の1つとなりますし、中には氾濫した情報に振り回されたり、自分自身のネガティブな体験から、ステロイド忌避に至るケースもあり、薬物療法が思うような効果をあげられない場合があります。
治療の柱となる薬物療法の効果を充分に引き出すためには、2つのポイントが重要であると考えます。ひとつは、外用剤の使い方とスキンケアの実践、もうひとつは、生活習慣の改善です。患者さんがこの2つのポイントをより確実に行えるように、皮膚科医と薬剤師の皆さんが、共通の認識に立って、 協力していかれたらと思います。

1つ目のポイントである外用剤の使い方とスキンケアについては、ステロイド外用剤の塗布の仕方・副作用、また、洗浄・保湿といったスキンケアの役割をこの機に再確認しましょう。目標は患者さんが自分の肌の状態を的確に把握し、それに合った外用剤の塗布やスキンケアを行えるようになることです。
また、2つ目のポイントである生活習慣については、適切な生活習慣が治療を支えるのは言うまでもなく、外用剤の塗布やスキンケア指導に加えて、生活面でのアドバイスが大きな役割を果たすことが少なくありません。たとえば適切な睡眠のための指導は、その1つの重要な鍵となります。

「皮膚科に受診した患者さんが持参した処方箋。ここには医師がどのような気持ちをこめているのだろうか?」という問いに対し、本日は私が経験した症例や処方例を紹介して、お答えしたいと思います。患者さんは多くの悩みを抱えています。患者さんの皮膚疾患が良い状態にコントロールされ、それが続くこと、日常生活や社会生活に支障がないことを目標に、患者さんのQOLを高める工夫を考えていきましょう。皮膚科医と薬剤師、それぞれが果たす役割を考える1時間にしたいと思います。

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