第50回日本薬剤師会学術大会 ランチョンセミナー
高齢者の特有のかゆみを予防する

開催日:
2017年10月8日
会場 :
東京国際フォーラム
座長
堀 美智子 先生(医薬情報研究所/株式会社エス・アイ・シー)

講演1
皮膚科診療の観点から

堀 仁子 先生(旭川医科大学医学部 皮膚科学教室 講師)

乾皮症は皮膚内水分量の減少によって乾燥やかゆみを生じる疾患で、最近は高齢者にとどまらず若い世代での発症も増えている。
痒みに対する掻破は症状悪化だけでなく、睡眠の質や集中力までにも影響しQOLの著しい低下を招く。そのため、皮膚科学的な治療に加え、薬剤師さんからの薬の塗り方や、洗浄・スキンケアの指導は、患者さんの症状の改善や症状再発予防の観点で非常に重要である。
本日は、痒みの治療法、乾皮症や掻破が様々な症状の入口になりうる事例を紹介し、如何に初期の段階で正常な状態に戻すことが重要であるかを確認したい。
更に、湿度が低下し始める前から保湿成分を含む入浴料を用いることが、冬季の乾燥やかゆみを抑制する可能性を見出したことも含め、これからのスキンケア指導のありかたについてお話しする。

講演2
薬局での指導の観点から

富樫 真実子 先生(有限会社プレアデス 専務取締役 道北調剤薬局 管理薬剤師)

薬局で接する「痒み」を訴える高齢患者さんの多くが肌表面の乾燥を認めている。治療は保湿剤の塗布が一般的だが、乾燥肌予防のための適切なスキンケアをアドバイスできれば薬剤量を抑え、QOLの向上に繋がりそうだ。今般、入浴介助業者に加え、保湿剤が処方されている乾燥性掻痒患者に協力を求め、保湿入浴剤 2e Bath Essenceを用いて肌の保湿を実施し一定の効果を得た。乾燥性の痒みを訴える患者の多くに効果があるだろうと推察する。当薬局では店頭でスキンケア指導を実施しているが、患者の認識は誤りも多い。皮膚科門前に限らず保湿剤が処方された患者に薬剤師がチェックしたいポイントの一つとして事例紹介する。

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